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眼科

当科では眼科一般診療を行っています。
患者様に納得していただける診療を目指し、各疾患について正しく理解していただくため、十分に解りやすい説明を心掛けています。

眼科の特長

常勤医1名、眼科スタッフ5名で、眼科疾患全般に対する診療を行っています。日常生活における情報の8割は視覚によるものと言われており、眼の機能の維持は非常に大切です。患者様の納得して頂ける診療を目指し、各疾患について正しく理解して頂くため、充分にわかりやすい説明治療を心がけています。

加齢性の疾患である白内障や、緑内障の早期発見、早期治療に努めています。糖尿病の患者様に対しては、内科と連携した上で、症状に応じて治療方針について相談させて頂いています。その他の網膜・硝子体疾患(網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性、黄斑円孔、黄斑上膜など)についても、積極的に治療を行っています。

受診時のアドバイス

眼に少しでも違和感や異常を感じたら、ぜひ気軽にご相談ください。ご本人にとって最善の治療ができますように、必要に応じて他施設との連携をはかり、ご紹介させて頂くこともあります。
外来は1診~2診制で、午前は一般外来診察、午後からは、予約診、予約のうえ検査(緑内障検査、眼底検査、斜視・弱視検査など)、レーザー治療を主に行っています。月間の外来患者数は約600人です。

診療内容・治療方針

一般眼科・眼瞼

屈折異常、ドライアイ、コンタクトレンズ、結膜弛緩、翼状片、霰粒腫、眼瞼皮膚弛緩、眼瞼下垂の日帰り手術

斜視・弱視

視能訓練士が医師の指示のもと検査や訓練を行っています。難治例に関しては、適切な医療機関へ紹介させて頂いています。

白内障

目の中のレンズの役割である水晶体が加齢などにより濁り、視力低下をきたすのが白内障です。かすみやまぶしさなどの症状が多いといわれています。視力を回復するための有効な治療法は手術となります。手術期は「その人にとって見にくくなってきたとき」がいい時期といわれていますが、生活様式、職業など患者様によって異なってきますので、少しでも不安に思われる方は一度ご相談下さい。
当科で最も多い手術は白内障手術で、毎週水曜日と第2、4、の火曜日に、片眼1泊もしくは2泊での入院で行っています。適切な手術時期、手術内容など患者様と相談しながら、治療方針を決定していきます。

緑内障

視神経が傷んで視野が狭くなってくる病気で、40歳以上の20人に一人が緑内障であると言われています。様々なタイプのものがありますが、慢性のものでは最初は点眼治療を開始し、病気の進行をくいとめることが目標となります。
初期の段階では見にくさなどの自覚症状は少なく、知らないうちに進行していることが多くあります。また一度傷ついた視神経は回復することがなく、進行があれば失明の原因となります。
当院では、早期発見による点眼治療を基本としています。ハンフリー静的視野(HFA)、ゴールドマン動的視野(GP)、光干渉断層計(OCT)を用い緑内障の診断を行います。治療を開始しましたら、定期的な視野検査や解析ソフトウェアを用いながら評価します。

糖尿病網膜症

網膜の血管が糖尿病によりダメージを受け、血液循環が悪化していく病気です。病期によって眼底写真、光干渉断層写真(OCT)、蛍光眼底造影検査などの検査を行います。初期の段階では、見にくさなどの自覚症状はなく、糖尿病の程度に応じた定期的な通院が大事となってきます。

糖尿病網膜症の進行、黄斑浮腫(網膜のむくみ)に対しては、網膜光凝固(レーザー治療)、抗VEGF薬の硝子体注射など、各科と連携しながら、病態に応じた適切な治療を行います。

加齢黄斑変性

網膜の中心にある「黄斑」という組織に新生血管が生じ、出血やむくみを引き起こす病気です。黄斑は視力によってもっとも重要な場所になります。高齢者に多く、症状としては、ものが歪んだり、見にくくなることが多いです。治療としては新生血管を抑えるお薬(抗VEGF薬)を目の中に注射する(硝子体注射)ことが多いです。

再発することが多い疾患ですが、網膜へのダメージを最小限にするため、根気強い経過観察や治療を続けていくことが重要です。光線力学療法(PDT)と呼ばれるレーザー治療が適応となる場合は、適切な専門医療機関にご紹介させて頂いています。
また黄斑円孔、黄斑上膜、硝子体出血、眼内レンズ脱臼など手術が必要な予定症例に対しては、兵庫医科大学病院と連携しながら、網膜硝子体手術に注力しています。25ゲージ小切開で行い、低侵襲かつ安全な手術をこころがけています。

網膜硝子体手術

黄斑疾患をはじめとする網膜疾患に対する治療、手術を行っています。糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性症に対しては、蛍光眼底造影検査や、OCTアンギオグラフィーでの検査を行った上で、抗VEGF薬の硝子体注射や、網膜光凝固術を積極的に行っています。抗VEGF薬硝子体注射は患者様の通院負担を軽減するため、症例によりTreat&Extend法、PRN法を選択しています。

対象とする主な病気

  • 一般眼科:屈折異常、アレルギー性結膜炎、ウイルス性結膜炎、角膜感染症、ドライアイ、ものもらい(含む切開)眼精疲労治療、飛蚊症、翼状片(切除も含む)、脂肪ヘルニア、コンタクトレンズなど
  • 白内障、後発白内障
  • 緑内障:緑内障検査スクリーニング(視野検査など)、急性緑内障予防レーザー治療、緑内障手術
  • 加齢黄斑変性
  • 糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症
  • 黄斑上膜、黄斑円孔
  • ぶどう膜炎
  • 斜視、弱視

検査・診断方法

視野検査(HFA、GP)
主に緑内障や視神経疾患、網膜疾患のために行う検査です。
網膜光干渉断層計(OCT)
網膜の断面を画像化することで、浮腫や出血の状態を調べることができます。
蛍光眼底造影検査
眼底(網膜、脈絡膜)の循環動態、血管の形態を調べる検査です。糖尿病網膜症や網膜の血管閉塞疾患などで行います。
光干渉断層血管撮影
光干渉断層計(OCT)を用いて、非侵襲的に眼底の血管の状態を観察することができます。
蛍光眼底造影検査と比べ、造影剤の点滴がないため、繰り返しの検査も可能で、病状変化の把握に適しています。
YAGレーザー
後発白内障
網膜光凝固装置
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など各種レーザー治療を行っています。

診療実績

外来は1診~2診制で、午前は一般外来診察、検査(緑内障検査、眼底検査、斜視・弱視検査など)、レーザー治療を主に行っています。月間の外来患者数は約600人です。

手術名2021年度2022年度2023年度
白内障手術203件168件212件
硝子体注射58件58件70件
硝子体手術4件3件4件
緑内障手術0件0件0件
その他手術
(霰粒腫、脂肪ヘルニアなど)
10件6件39件

休診代診

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12/26
(木)
眼科 午後 休診 松岡 大貴 → 眼科休診
12/27
(金)
眼科 午前 代診 松岡 大貴

担当医表

眼科

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夜間・休日診療のご案内

外来担当医師

松岡 大貴 (Taiki Matsuoka)

眼科

専門・得意分野 眼科
略歴 平成29年 富山大学 医学部医学科 卒業
平成29年 大阪市立大学医学部附属病院 初期臨床研修医
資格・免許 日本眼科学会専門医

よくある質問

手術はしていますか?
白内障手術を中心に硝子体手術や緑内障手術などを行っています。
予約検査はどんな検査をしていますか?
ハンフリー視野計・ゴールドマン視野計による視野検査、手術前検査、蛍光造影眼底検査、眼鏡処方を予約で検査しています。

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