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地域医療総合支援センター

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循環器病センター

特長

  • ほぼ全ての症例において、冠動脈カテーテル検査・治療を遠位橈骨動脈アプローチ(DRA*)で行っています。複雑冠動脈疾患において、通常は大腿動脈アプローチで治療を行う難しい症例でも、積極的にDRAを適用しています。
  • 高度石灰化病変には、ロータブレーターやダイヤモンドバックといった血管内石灰化粥腫切除カテーテルを用いて治療しています。
  • 四肢動脈疾患や腎動脈狭窄症にもDRAで積極的に治療を行っています。最近では、足首からのアプローチ(TAI*)により下肢動脈疾患の治療を行うことで患者さんの負担を軽減しています。
  • 循環器内科医は3名で、緊急カテーテルにも対応可能な体制を整えています。

ドクターインタビュー

副院長
循環器病センター センター長
鈴木 秀治 Shuji Suzuki

循環器疾患と大血管疾患は、依然として我が国における死因の第二位を占めており、特に高齢者の診療において循環器疾患は重要な問題です。これらに対する丁寧な治療は患者さまの予後改善に重要と考えており、今後も当科の責務の一つです。お困りの症例があれば、ぜひお気軽に当センターにご相談ください。

現在外来では循環器疾患の検査として ABI、運動負荷心電図(トレッドミル、エルゴメーター)、心エコー、ホルター心電図、冠動脈造影 CT、心筋(負荷)シンチグラム、心臓 MRI が可能で、ほとんどの疾患に対応できます。また軽症の心不全症例であれば、心不全直接入院もご利用ください。入院前後で外来受診して頂く必要がなく、患者さまの利便性を向上させました。当院地域連携室を通して予約できます。お気軽にお問い合わせください。

一方で、治療により病状が安定した患者さまについてはかかりつけ医制度を推進しています。外来加療について先生方にお願いすることがあると思います。大変お手数ですが、何卒よろしくお願いいたします。

当院では2021年2月に念願であった心血管専用の最新のアンギオ装置を導入しました。すでに冠動脈造影を含む諸検査に加え、冠動脈の治療としてステント植え込み、アテレクトミーを実施し、実績を重ねています。また末梢動脈の形先進医療成術、下大静脈フィルター留置等も行なっています。従来からの恒久的ペースメーカー植え込みも継続しています。さらに10月からは専門医による不整脈専門外来をスタートさせ、心房細動等の不整脈に対するアブレーション(カテーテル焼却術)治療も開始しました。多くの治療を幅広く行うことができるようになり、よりいっそう地域の皆様に貢献できると考えています。

医師のみならず、コメディカルの技量も向上しており、職員一同一丸となって、循環器疾患に取り組んでいく所存です。ご紹介頂いた患者さまに速やかに適切な検査を施行し、最善の治療を行い、その内容をご報告するよう心がけます。先生方とともに、より良い地域医療を形成していくよう邁進して参りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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