消化器内視鏡センター長
森主 達夫 (Tatsuo Morinushi)
総合内科、消化器センター、消化器内視鏡センター、消化器内科
専門・得意分野 | 内科、消化器内科、消化器内視鏡 |
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略歴 | 平成19年3月 東京医科歯科大学医学部 卒業 |
資格・免許 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・近畿支部評議員 日本消化器病学会専門医・指導医 |
所属学会など | 日本内科学会 日本消化器学会 日本消化器内視鏡学会 |
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ストーリー
1982年生まれ。出身は神戸です。東京医科歯科大学卒業後、東京医科歯科大学の消化器内科に入局。神奈川県の中核病院で消化器内科医として4年間研修し、消化器内科の基礎を勉強する中、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)に出会いました。
ESD(早期消化癌の内視鏡切除術)との出会いと決意
手術と違い、がんを中からくりぬいて切除するので、臓器が温存され後遺症がない。しかしながら、高度な診断や技術を必要するため病院や施行医によってかなりレベルの差があり、本来内視鏡で切除できるのに、診断や技術が未熟で手術に回るような症例を目の当たりにしてきました。内視鏡で後遺症なく切除してあげられるものは困難例であろうが自分で切除してあげられるようになるため、ESDの専門病院で研修することを決意しました。
ESDで全国的に有名な佐久総合病院(佐久医療センター)に移り、ESDの基礎を勉強しました。
実践経験による研鑽を重ねる
千葉房総半島の中核病院である亀田総合病院では、年間で300例のESD症例数があり、佐久総合病院で学んだことを実践し、症例を多数経験、学会・論文発表も多数行いました。
大腸ESDはESDの中でも高度な技術を要し、その大腸ESDの症例数が日本一多いNTT東日本関東病院では、大腸ESDの技術を学びました。
困難症例と正確性への挑戦
故郷である神戸に帰ってからも、県内でも有数のESD件数をこなし、全周性の病変や瘢痕上の病変など困難例も行いました。また内視鏡によるESDと腹腔鏡下での切除を併用するLECSも施行しています。
困難例含めこれまで500例以上経験してきました。100%近い一括切除率、1%未満の穿孔率(一般的には3~5%)で、安全性を保ちながら確実性の高い治療をこころがけています。これまでの経験を活かし、ここ神戸で苦痛のない質の高い内視鏡検査・治療で患者様に貢献できるよう頑張りたいと思います。
9cm大の早期大腸癌噴門部の亜全周性の早期胃癌著作
- 「食道表在癌内視鏡治療の進歩」Modern Physician 34(5):459-463 2014
- 「Non‒exposed endoscopic wall‒inversion surgery(NEWS)にて治療した潰瘍合併穹窿部早期胃癌の1例」 ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease Volume 30, Issue 1, 21 - 26 (2014)
- 「食道原発悪性黒色腫」消化器内視鏡(0915-3217)26巻10号 Page1616-1617
- 「胃アミロイドーシス」消化器内視鏡 28巻8号 Page1284-1285
- 「エロモナス腸炎の内視鏡像」胃と腸 53巻4号 477-479
- 「エロモナス感染症」別冊日本臨床 領域別症候群シリーズ No.11 消化管症候群(第3版)Ⅲ -その他の消化管疾患を含めて- 110-112