MRIとは磁気共鳴画像装置(Magnetic Resonance Imaging)の略で放射線の被曝がなく、全身の臓器をいろいろな方向の断面で画像化できる装置です。
非常に強い磁石と電波を利用して、人体の様々な断面を撮像する検査です。
当院では現在1.5テスラMRI装置が稼動しており、様々な部位・疾患に対して必要な情報を提供しています。特にこの装置は造影剤を使わずに神経・血管・靭帯などの細かな部位を描出することに優れています。
この検査では病変と周囲正常組織とのコントラストを強調したり、病変部の性質を知るために造影剤という薬品を目的に応じて使用することもあります。(撮影部位によっては食事制限していただきます。)
Compressed SENSEは日常検査で多く使用される2Dシーケンスにも使用することが可能であり、あらゆるルーチンシーケンスに対して時間短縮効果が期待できます。Compressed SENSE を頭部ルーチンシーケンスに応用した一例では、17分弱であった撮像時間を9分程度までと、撮像時間を大幅に短縮しながらほぼ同等の画質が得られております。Inflow MRAといった3Dシーケンスは50%の時間短縮、T1WやT2W、FLAIRといった 2Dシーケンスにおいても30%前後の時間短縮が図られております。
dStreamデジタルブロードバンドテクノロジーによる高いSNRの取得と、Compressed SENSEによる撮像時間延長を伴わない高空間分解能化は、詳細な解剖学的構造の把握を可能とします。
検査事前のチェック
金属類 | 時計・メガネ・ライター・鍵・アクセサリー(ピアス・ネックレス)・ヘアピンなど |
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磁気カード | キャッシュカード・テレホンカード・定期券・駐車券・診察券など |
その他 | 携帯電話・補聴器・入れ歯・カイロ・湿布など |
以下の方はMRI検査を受けられない場合がありますので、事前に担当者にお知らせ下さい。
水分制限はありませんので、水・お茶は飲んで頂いて構いません。