主に骨・胸部・腹部などのよく「レントゲン」と言われるもので、これを総した名称です。
胸部は、主に気管・肺の状態や心臓の大きさを、腹部については、お腹のガスの状態や結石の有無などが撮影の目的になります。骨・骨格の撮影は、整形外科などが中心であり、骨の状態や骨折の有無が撮影の目的になり、頭や頚部、脊椎から指の先までどの骨も対象となります。
当院では、患者さまに安心して検査を受けていただけるよう、2022年度より、さらに一歩進んだ撮影装置であるFPD(フラットパネルディテクタ)を導入いたしましたので、ご紹介させていただきます。
FPDの特徴FPDの性能と最新の画像処理技術により、高画質でノイズの少ない鮮明な画像を得ることができます。
これにより、さらに正確な診断に必要な画像を提供することができます。
FPDは従来の装置と比べX線の感度が高いため、より少ないX線量での検査が可能です。
当院では、世界的な被ばくのガイドラインであるIAEA(国際原子力機関)のガイダンスレベルより、さらに1/4程度にX線量を減らして検査を行っています。
従来の撮影装置以上に、画像を瞬時に処理できるため、スムーズな撮影を行うことができるようになりました。
今まで以上に検査時間・検査待ち時間を減らす事が出来るようになりました。
一般撮影室はもちろん、全脊椎や下肢全長などの長尺撮影や病室撮影も全てFPDで対応しています。