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病院指標

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 27 111 103 174 318 501 983 1314 527
前年度に比べて、患者様の入院数は増加傾向です。特に60代以上の年齢層については年々増加しており、2025年には更なる増加が予想されます。当院では初診緊急入院も多いことから、入院前の生活状況を一早く把握し、治療経過や退院後の支援を強化する取り組みを進め、地域における当院としての役割を果たしていけるように、今後も各医療機関・介護施設・在宅支援診療所等と協力して滞りのない支援を行って参ります。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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総合診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 131 22.96 13.52 18.32 82.52
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 103 26.86 20.60 16.50 84.07
0400801499×001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア1 21 17.95 13.88 9.52 83.62
160650xx99x0xx コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2 なし 19 30.74 25.34 15.79 83.84
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし 18 26.44 20.03 27.78 84.94
当院総合診療科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
内科系疾患を中心に各診療科における疾患のフォローアップも当診療科が担い、中等症から重症症例まで幅広く治療介入を行っております。疾患構成については前年度とほぼ変わりはないですが、緊急入院を多く受け入れておりますので、各種感染症から敗血症に至った症例も多く、早期に治療介入を行い在宅復帰に繋げております。平均在院日数については、各疾患ともに全国平均と比べ延長を認めていますが、退院調整等を今後も強化し、早期に社会復帰・在宅復帰が出来るように取り組んで参ります。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 168 37.31 25.50 60.12 84.63
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 65 19.54 21.46 58.46 84.06
070370xx97xxxx 脊椎骨粗鬆症 その他の手術あり 18 39.72 22.46 27.78 87.06
071030xx99xx0x その他の筋骨格系・結合組織の疾患 手術なし 定義副傷病 なし 17 4.12 9.19 11.76 62.06
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 16 9.50 4.76 0.00 58.81
当院整形外科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
疾患構成については前年度とほぼ変わりはございません。高齢患者様に多い大腿部の骨折を中心に、脊椎疾患についても症例数が増加し、その他各種骨折についても救急患者様を多く受けれておりますので、手術症例等増加傾向です。また、脊椎の圧迫骨折等の保存的治療も多く、患者様一人一人の病状に応じた退院調整を心掛けています。整形疾患でお困りの際は、気軽にご相談ください。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 148 2.18 2.61 0.00 68.32
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 41 11.46 8.75 9.76 78.98
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 39 8.28 7.61 0.00 75.51
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 33 6.91 7.58 3.03 70.09
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 29 3.52 5.64 0.00 43.48
当院消化器内科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
消化器内視鏡センターで内視鏡治療を主に消化器疾患に対する手術症例を多く診療しております。胃や大腸の悪性腫瘍に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)や胆管結石を始めとした胆道系疾患に対する内視鏡治療も前年度に比べて増加傾向です。保存的加療では憩室疾患や感染性腸炎を多く認め、早期に治療を行い短期で治療入院が出来る環境を整え、予定や緊急入院の患者様が治療に満足して退院できるように取り組んでおります。消化器疾患でお悩みの際は、当科までいつでもご相談ください。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 62 6.19 6.87 0.00 67.55
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 57 4.37 4.55 0.00 67.25
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 18 4.67 4.34 0.00 81.72
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 16 8.81 4.42 0.00 82.75
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 14 8.64 9.88 0.00 75.00
当院外科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
当院の外科では腹部消化器疾患を中心に外科的手術や悪性腫瘍に対する化学療法等の治療に加え、乳腺の悪性腫瘍に対する手術症例も増加傾向です。腹腔鏡下手術を主に胆のう摘出術や鼠径ヘルニア手術については、入院手術から退院までの日数が全国平均よりも短縮され、また、悪性腫瘍手術についても術後合併症等に注意を払いながら比較的短期の入院治療が可能となっております。消化器疾患でお困りの際は、いつでもご相談ください。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 53 18.36 13.52 9.43 83.70
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 33 28.94 20.60 9.09 87.03
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 14 4.50 4.73 0.00 78.86
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし 11 24.18 20.03 9.09 78.73
0400801299×000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア0 9 6.44 8.72 0.00 39.89
当院内科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
疾患構成については前年度とほぼ変わりはございませんが、各種感染症が原因で敗血症に至った症例が増加傾向にあります。緊急入院を多く受入れしておりますので、中等症から重症症例も多く認めています。当院の内科系疾患については診療科の細分化を行いましたので、各内科系診療科のデータをご参照ください。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 97 3.08 4.26 0.00 72.56
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 75 3.80 3.25 1.33 76.05
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 35 2.91 3.05 0.00 73.17
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 23 14.96 17.38 0.00 83.87
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 16 4.75 4.57 0.00 67.88
当院循環器内科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
循環器病センターとして主に心臓疾患に対するカテーテル治療を行っています。CAG(心臓カテーテル検査)やPCI(経皮的冠動脈インターベンション)の症例については前年度と同等の症例数となっております。カテーテルアブレーションについては前年度に比べ増加傾向にあります。早期治療を行い早期に社会復帰が出来るように、在院日数についても全国平均より短縮傾向です。循環器二次救急や循環器当番日以外でもオンコール体制を構築しておりますので、緊急でカテーテル治療が必要な場合にも対応しております。その他、心臓疾患での幅広い治療を行っておりますので、心臓疾患に不安のある方は、当科まで気軽にご相談ください。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 44 2.00 2.44 0.00 72.66
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 28 4.93 5.22 0.00 66.89
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 20 6.75 6.85 0.00 79.10
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 20 1.95 2.43 0.00 54.60
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 17 15.82 13.52 5.88 77.71
当院泌尿器科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
当科では前立腺生検を始め尿管結石治療、膀胱悪性腫瘍手術、尿路感染症等の尿路全般の治療を行っております。経尿道的手術症例では全国平均の在院日数よりも日数の短縮を認め、また、術後の合併症等についても細心の注意を払い、安心・安全な治療を心掛けております。手術以外にも常に患者様に寄り添い、対話する事で治療方針の共有と患者様一人一人にあった最善の治療が出来るように取り組んでおります。泌尿器疾患でお困りの際は、当科までご相談ください。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 31 4.06 6.02 0.00 48.97
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 27 2.00 2.03 0.00 50.81
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 21 3.86 4.73 0.00 67.90
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 19 3.26 5.27 0.00 39.95
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 18 7.67 7.53 0.00 25.22
当院耳鼻咽喉科で治療対象疾患の上位5疾患になります。
当院の耳鼻咽喉科では、内視鏡下鼻内手術を中心に各種耳鼻科領域の疾患の治療を行っております。疾患構成については前年度とほぼ変わりはございません。慢性副鼻腔炎に対する手術症例や慢性(習慣性)扁桃炎の手術症例につては前年度より増加傾向です。地域の開業医の先生や他の病院からも紹介を頂き、スムーズな受け入れが出来るように体制を整えています。地域に根ざした耳鼻科領域の疾患に対する医療を提供出来るように取り組んで参ります。耳鼻科領域の疾患でお悩みの際は、当科までご相談ください。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 75 2.73 2.54 0.00 76.92
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 3 6.00 4.46 0.00 83.00
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 3 3.67 4.88 0.00 91.00
当院眼科で治療対象疾患の上位疾患になります。
当科では白内障に対する治療・手術を多く扱っています。白内障手術症例については、前年度より増加傾向です。患者様一人一人にあった治療と白内障手術では今年度からは、超短期入院の0泊手術も行っています。手術症例以外にも眼科領域の疾患を幅広く診療していますので目の病気で気になることがあれば、気軽に当科までご相談ください。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 30 1 13 5 13 14 1 8
大腸癌 13 20 42 43 24 3 1 8
乳癌 5 8 5 3 1 8
肺癌 3 1 1 1 8
肝癌 1 1 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院で治療対象となる悪性腫瘍疾患になります。
当院は消化器疾患を多く治療しておりますため、特に消化器がんの中でも胃がん、大腸がんが多くを占めています。また、乳がん治療も積極的に行っておりますので、年々増加傾向にあります。当院では悪性腫瘍の進行度はStage3が最も多く、続いてStage4、Stage1と続きます。比較的癌が進行した状態での治療も少なくありません。外科的手術に加え、術後化学療法と集学的な治療を行っています。また、当院ではがんサポートチームが患者様やご家族様に寄り添い、身体的・心理的・社会的な支援の提供をさせて頂いております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 22 8.68 54.36
中等症 72 19.61 81.69
重症 16 29.19 85.19
超重症 5 13.6 79.6
不明
当院の市中肺炎における重症度別患者数になります。
当院では、中等症以上の症例が圧倒的に多く、平均年齢についても昨年度から3、4歳ほど上昇しております。入院経路は緊急入院がほとんどで、既に重症化した症例も多く経験されます。早期治療介入と各種抗生剤治療を行い細菌培養の結果に基づき抗菌薬を変更し、重症症例であっても在宅復帰が可能なレベルにまで回復する事が殆どですが、中には感染コントロールや人工呼吸器からの離脱に難渋し超重症化に至るケースもあります。多職種によるカンファレンスで治療方針の見直しを都度行い、患者様一人一人に応じた最良の治療を提供できる体制を整え、安全な医療提供をこれからも行って参ります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 3 35.67 85.33 37.5
その他 5 33.2 80.8 12.5
当院の脳梗塞に対する治療実績になります。
当院では脳梗塞に対する超急性期治療は行っておりませんが、急性期治療では抗血小板療法や抗凝固療法を行い、早期のリハビリ介入により患者様のADL低下を防ぎ、必要に応じて専門施設への転院等の調整を行っております。超急性期治療に関しては、提携病院と協力し、スムーズな転院搬送が出来る取り組みを行っております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 110 6.53 27.40 56.36 85.45
K0821 人工関節置換術(股) 等 101 8.20 33.36 40.59 79.30
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 25 5.88 15.64 8.00 66.48
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 21 11.81 45.43 19.05 70.67
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 等 19 5.00 12.11 15.79 68.32
当院整形外科の主要な手術になります。
当科の手術実績については、増加傾向です。高齢者の患者様に多い大腿骨の骨折では、観血的手術や症例に応じて人工関節置換術を行っております。また、脊椎疾患に対する切除・固定術も増加しております。年齢層も高齢の患者様が多く、術後合併症に注意し、退院まで切れ目のない治療を行っておりますが、術後の平均日数が前年度に比べ少し延長気味となっております。その要因として、緊急入院が主軸のため整形疾患以外の基礎疾患等での治療や退院先の調整で全体的に在院日数が延長していると考えられます。引き続き地域の開業医の先生や介護施設等と連携をとり、スムーズな退院が出来るように取り組んで参ります。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 149 0.19 1.31 0.00 68.59
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離) 39 1.00 6.28 0.00 75.51
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 30 0.90 4.27 0.00 67.90
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 27 2.59 15.74 11.11 85.04
K654 内視鏡的消化管止血術 21 0.67 12.57 4.76 73.67
当院消化器内科の主要な手術になります。
当科の内視鏡手術実績については、大腸ポリープ切除を始め胃や大腸のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は前年度より増加傾向です。また、胆管結石や悪性腫瘍による胆道狭窄等の症例も増えておりますので、ステント留置術も前年度に比べて増加しています。消化管止血術は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、憩室出血等の各種出血症例に対応し、二次救急以外に内視鏡オンコール体制を構築し緊急の消化器疾患にも対応しております。高度な内視鏡治療が提供できるように院内体制を整備し、今後も患者様に満足いただける内視鏡治療を提供して参ります。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 66 1.00 4.17 0.00 68.14
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 55 1.00 2.20 0.00 66.95
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 16 1.81 5.63 0.00 74.00
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 15 3.53 14.47 0.00 76.13
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 11 1.18 5.91 0.00 75.36
当院外科の主要な手術になります。
当科の手術実績については、腹腔鏡下手術を主に早期治療・早期退院を積極的に行っております。クリニカルパスを多く使用し、在院日数のコントロールや安心で安全な治療を行い、患者様に寄り添い満足頂ける手術治療を行っております。また、大腸がんや乳がん対する悪性腫瘍手術も増加傾向で、合併症や各種感染症に注意を払い、手術から術後化学療法を行う際には、患者状態等を都度考慮し、精神面にも配慮を行い患者様を中心に医療チームがサポートする体制を整えております。引き続き患者様に寄り添った手術治療を提供して参ります。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 69 1.04 2.48 1.45 72.06
K5481 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) 21 1.05 2.19 0.00 75.57
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 14 1.00 3.00 0.00 69.29
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 14 1.00 1.36 0.00 73.29
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 14 1.21 3.29 0.00 72.21
当院循環器内科の主要な手術になります。
当科の手術実績については、PCI(経皮的冠動脈インターベンション)を中心に各種心臓カテーテル治療を行っております。循環器二次救急以外にもオンコール体制を整えていますので、緊急で治療が必要な場合にも迅速な対応が可能となっております。また、心房細動や不整脈疾患に対するカテーテルアブレーションの手術件数も前年度に比べ増加傾向です。患者様が安心して治療に専念できるように循環器チームとして高度な医療が提供できる体制づくりを構築して参ります。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7812 経尿道的尿路結石除去術(その他) 29 1.69 4.34 0.00 67.69
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 20 0.95 4.80 0.00 79.10
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 20 0.00 0.95 0.00 54.60
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 18 2.89 17.61 16.67 76.22
K841-6 経尿道的前立腺吊上術(経尿道的水蒸気治療) 17 0.94 4.94 0.00 78.65
当院泌尿器科の主要な手術になります。
当科では経尿道的手術を主に尿管結石に対する手術治療に加え、新規に2022年に保険適応となった前立腺肥大症に対するWAVE(経尿道的水蒸気治療)治療も積極的に行っております。身体に負担の少ないWAVE治療は手術時間も短縮され、患者様にも治療の新しい選択肢としてご提供させて頂ております。また、尿路結石についても入院日数や手術時間の短縮に努めております。患者様が安心して治療を行える環境をつくり、これからも高度で新しい医療が提供できるように取り組んで参ります。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K347-5 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) 19 0.05 2.21 0.00 39.95
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 17 0.18 6.76 0.00 26.18
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 17 0.06 2.88 0.00 46.29
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 14 0.14 3.14 0.00 54.71
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 10 0.20 3.70 0.00 41.90
当院耳鼻咽喉科の主要な手術になります。
当科の手術実績については、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎に対する内視鏡下鼻内手術を主に各種手術治療を展開しております。また、近隣の開業医の先生方とも連携をとり、患者様が早期に社会復帰が出来るように外来治療から入院治療に至るまで、切れ目のない医療を提供しております。今後も耳鼻科領域の疾患に対する手術治療を積極的に行い、患者様に満足いただける医療を提供して参ります。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 77 0.12 1.69 0.00 76.97
K279 硝子体切除術 3 0.00 2.67 0.00 91.00
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(縫着レンズ挿入) 1 1.00 5.00 0.00 91.00
当院眼科の主要な手術になります。
当院の眼科では、白内障手術を主に行い手術症例も前年度より増加傾向です。手術により曇った水晶体を取り除き、クリアな人工レンズを挿入する事で視力が改善され、日常生活においても運転や読書等が楽になり、また、手術時間も短く痛みの少ない手術になりますので安心して手術を受けて頂けるのが最大の特徴です。視覚改善により生活の質の向上にも繋がると考えますので、白内障でお悩みの際には当科まで気軽にお問合せください。その他の眼科領域の疾患についても、患者様の納得のいく治療を提供できるように取り組んで参ります。

総合診療科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 18 26.67 48.61 44.44 85.17
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 7 32.57 39.14 85.71 89.71
当院総合診療科の主要な手術になります。
当科の手術実績については、繰り返す誤嚥性肺炎や脳神経疾患等により経口摂取がままならない患者様に対して、患者様本人やご家族様と十分に協議のうえ内視鏡下に胃瘻造設術を行っております。また、患者様の全身状態や予後、経口摂取の状況等を多職種で十分に評価し、胃瘻造設の適応を慎重に検討しております。胃瘻造設後のケアや自宅療養される患者様には、ご家族様に管理方法等十分に指導をさせて頂き、常にサポートを行える体制を整えております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.02
異なる 1 0.02
180010 敗血症 同一 19 0.47
異なる 39 0.96
180035 その他の真菌感染症 同一 0.02
異なる 9 0.22
180040 手術・処置等の合併症 同一 23 0.57
異なる 6 0.15
当院のDIC、敗血症、真菌感染症、術後合併症の症例数と発生率になります。
敗血症については前年度と比較して、約2.8倍の増加を認めております。緊急入院からの各種感染症治療が多くを占めており、入院後の治療経過から軽症・重症敗血症に至るケースも少なくありません。このような場合においては、集中治療専門医、総合診療科医が適切な治療方針と感染コントロールを行い、重症化リスクの低減に努めています。また術後合併症についても、前年度より増加傾向にはあるものの、必要に応じて総合診療科医が介入する事で、合併症が起きた場合にも迅速な対応が出来るシステムを構築しております。症例数は全体的に増加傾向ですが、感染症・合併症のコントロールは良好です。引き続き、術後合併症等の低減に努めて参ります。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
470 443 94.26
当院では、肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症予防ガイドラインに則り、全外科的手術患者様に対して術前麻酔科診察により、肺血栓塞栓症のリスク評価を行い、術後にも定期的なモニタリングを行い症状の有無の確認を徹底しております。このことから予防対策の実施率は比較的高いパーセンテージになっております。
患者様の患者状態に応じた個別プランを立て、リスクレベルが「中」以上の手術を受ける患者様には術前・術中・術後の集中したアプローチに今後も努めて参ります。

血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1575 1499 95.17
当院の血液培養2セット実施率はQIプロジェクト(一般財団法人日本病院会)にも取り組んでおりますので、参加病院全体の平均値・中央値を上回っている現状です。緊急入院を多く受け入れており、感染症が疑われるケースについては、1回の採血だけでは血中の病原菌を検出できない可能性があるため、各種培養検査と必ず血液培養を2セット提出し感染症の診断精度を高め、その培養結果に基づき適切な抗菌薬を選択することで耐性菌の発見と治療方針の適正化に繋げております。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
399 384 96.24
近年では多剤耐性アシネトバクター属菌やカルバペネム耐性腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的にも問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、当院においても抗菌薬適正使用支援チーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)を組織し、抗菌薬適正使用を推進する取り組みを行っております。細菌培養によって、実際に感染の原因となっている病原菌を特定し不要な広域抗生剤使用を回避し、抗菌薬の過剰使用を防ぎ、また、正しい診断と治療に繋げておりますので「広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率」は高くなっております。当院では毎週水曜日にASTによる会議を行い、ICT(感染制御チーム)と連携し、広域抗生剤を使用する患者様や菌血症等の重篤な感染症の兆候がある患者様の把握を行い、起因菌の検索の確認及び実施が無い場合には、主治医に対し検査依頼や初期選択抗菌薬の適正、用法・用量の確認、助言を行っています。今後も医療の質の可視化と向上に努めて参ります。

更新履歴

2024.9.30更新

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