①患者様の責務

1. 患者さまの体調に関する正しい情報（できる限り詳細な情報）をご提供ください。
2. 検査や治療などの医療行為は理解と合意のうえでお受けください。また、治療中に生じた病状の変化等についてもお知らせください。
3. 病院内では社会的ルールや病院の規則を順守し、他の患者さまの診療や職員の業務に支障をきたさないようにご配慮ください。
4. 暴言、暴力、脅迫、不当な要求など診療業務の妨げとなる行為は行わないようにしてください。※大声を出す、長時間の居座り、喫煙等も含まれます。
5. 医療費の請求を受けた場合には、遅滞なく速やかにお支払いください。
6. 患者さまの病状によっては、病室や病棟が替わる事がありますのでご協力をお願いします。

上記の責務をお守り頂けない場合は、適切な医療の提供が不可能と判断し、診療をお断りすることがあります。
適切な医療が実施できるよう、ご理解とご協力をお願い致します。

②ペイシェントハラスメント（医療現場での迷惑行為や医療従事者への暴言、暴力、セクハラ、その他の迷惑行為）に対する指針

神戸百年記念病院（以下「当院」と略）は診療を受ける患者さま、そのご家族さまに対して如何なる場合においても、良質な医療を提供できる体制を構築しておりますが一方で常識の範囲を超える要求や職員・他の患者さまとそのご家族さまの人格を否定する言動・暴力・セクシャルハラスメント等で著しく診療に支障を来す事も少なくありません。これらの行為は職場環境や診療環境の悪化を招く場合があり重大な問題となっています。当院は、これらの言動・行為等を放置することなく毅然とした態度で対応を行います。

以下のような行為は、ペイシェントハラスメントに該当しますのでご注意ください。

患者さま・ご家さまからの要求の内容が妥当性をかく場合

• 当院の提供する医療サービスに過誤・過失が認められない場合
• 要求の内容が、当院の提供する医療サービスの内容とは関係のない場合

要求内容の妥当性にかかわらず不相当とされる可能性が高いもの

• 身体的な攻撃（暴行、傷害）
• 精神的な攻撃（脅迫、中傷、名誉毀損、侮辱、暴言）
• 威圧的な言動
• 土下座の要求
• 継続的（繰り返し）、執拗な言動
• 拘束的な行動（不退去、居座り、監禁）
• 差別的な言動
• 性的な言動
• 従業員個人への攻撃・要求

要求内容の妥当性に照らして不相当とされる場合があるもの

• 交通費や金銭補償の要求
• 謝罪の要求（土下座を除く）

参考：厚生労働省
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/pdf/casuhara_leaflet6P.pdf