先輩看護師インタビュー

Interviews
6F 外科泌尿器耳鼻科
がん化学療法看護認定看護師

千葉 香織さん

周りの人に支えられたから、今度は誰かを支えたい。
地域の患者さんを支えることが今のミッションです。

20年前に、新卒で当院に入職しました。実は2年ほどまったく別の仕事に就いていたこともありますが、再就職として当院に戻ってきました。
現在と同じ病棟で働いているとき、がん患者さんのケアにあたっていたこともあり、がんセンターで行われた「がん実務者研修」を受講したのが、がん化学療法看護認定看護師を目指すきっかけとなりました。がんセンターの看護師は、患者さんへの援助がすばらしく、それを体感したことで「自分ももっと勉強したい」と考えたのです。がん看護に関する認定看護師資格はほかにもありますが、そのとき病棟に入院されていたのが化学療法を受けている患者さんでしたので、この資格を取得したいと思いました。

でも実際に学校へ研修を受けにいくと、周りは大病院で働く看護師や、比較的規模の大きなケモ室で働いている看護師がほとんどで…。講義についていくのに必死でしたが、同期のみなが支えてくれましたし、「分からないことはそのままにしない」という姿勢を貫き、誰かに質問することで自分の知識として蓄えてきました。

資格を取得して当院に戻って来てから、実は「この資格を生かして、何をしようか」と考えた時期がありました。そんな時、ふと病院の中を見渡すと、緩和ケアをがんばっている小田さんのことが耳に入ってきました。医師と一緒ではありますが、看護師は一人でがんばっている。その小田さんに「チームとして病院の中で緩和ケアを充実させていきたい」と声をかけてくださり、一緒に緩和ケアチームを立ち上げることができました。看護師一人だけでは難しいことも、一緒に行動することで出来たこともたくさんあります。後にがん性疼痛看護認定看護師の野口さんにも関わっていただき、さらにチームが強化されたと思います。認定看護師同士、良い人間関係が築けているので、ここまで頑張ってくることができました。
病院全体でみると、新しいチームの立ち上げは必ずしも順風ではありません。緩和ケアは看護師だけではできませんから、医師を巻き込むこともたくさんありますし、病院全体のシステムを少しでも変えていくことは、大変な努力が必要です。医師への「助言」も行いますし、病棟の看護師の意識も変えていく必要があるからです。

現在の私のミッションは、外来患者さんも含め、「抗がん剤治療を行う患者さん」と一人でも多く関わりを持つことです。今は外科の患者さんがメインですが、他科の患者さんともコミュニケーションを取り、情報をしっかり把握していきたいです。それから、新しい抗がん剤も開発されていますので、これらも含め、当院での「抗がん剤治療」の土台をしっかりと整備していきます。また、この地域のみなさんにも、がんに関する情報提供や啓発活動も行っていきたいと考えています。