先輩看護師インタビュー

Interviews
救急・診療科 師長
急性重症患者看護専門看護師

山本 克英さん

壁を乗り越えたからこそ今の自分がある。
より良い急性期医療を提供するために、今必要なこと。

看護師歴20年で、当院では16年目になります。急性重症患者看護専門看護師(以下、CNS)を取得していますので、「救急診療科」に所属しており、現在は看護師長を務めています。

私がCNSを取得しようと考えたきっかけは、かつて自分自身が急性期の患者さんをケアする部署にいたときにいろいろな壁にぶつかった経験があり、急性期医療や急性期看護をしっかり学びたいと考えたことです。
当時の私は、救急医療の中で何かしらの問題にぶつかったとき、その解決方法、つまり急性期看護のノウハウや知識がありませんでした。急性期の患者さんをしっかりケアすることで元気になっていただきたい、問題を克服できるようサポートしたい、そういう気持ちは大きかったのですが、自分の経験だけでは解決ができない。だからこそ「より高度な看護」を学びたい、このような気持ちから大学院へ進むことを決心しました。
CNS取得までの過程では、問題解決に対するスキルを理論的に学ぶことにより、知識が増え、思考力も鍛えられました。急性期看護のプロセスを学んだことが、現在の臨床上の問題解決に十分生かされていると思います。CNSとして、医師に対しての働きかけや場合によっては提案もしながら、患者さんやご家族のケアに対するアプローチをしています。

救急医療の現場では、医師と看護師の意見が上手く融合することで、患者さんにとってベストな治療過程をたどっていただくこと。これが当初からの私の夢でしたし、現在ではこの考え方が現場でも浸透してきており、こうした思考の下での治療やケアが実現できるようになってきました。その結果として、自然と看護師の立ち位置も上がってきたように思えます。
医療を提供するのは、医師だけではありません。疾患を診るのはもちろん医師ですが、療養生活も含めて患者さんにとって有益でなければ、満足のいく治療や医療にはならないと私は考えています。

私の今後の目標は、自分にとっても組織にとっても、救急医療をさらに充実させることです。そして、医師や看護師、患者さん、皆さんがWinWinになる関係性を築くことができる、そんな救急医療を目指しています。
さらに、これからの課題として感じているのは「断らない救急医療」です。救急に来られた患者のみなさんが満足できる医療を提供することで、地域の方々に信頼されるような病院を作っていきたいと考えています。
医師と看護師が一丸となり、より精度の高い診察、より質の高い医療を実現することで、本当の医療を目指していく、そんな救急医療体制を学びたい方、一緒にがんばりましょう。